繁栄願い芸能次々 竹富島で種子取祭始まる


社会
この記事を書いた人 田盛 良一
馬の頭の模型を腰に付け馬に乗るしぐさを表現する「ウマヌシャー」=10日、竹富町竹富島の世持御嶽前広場

 【竹富島=竹富】国の重要無形民俗文化財で600年以上の歴史がある竹富島最大の祭り、種子取祭(タナドゥイ)の奉納芸能が10日、同島の世持御嶽(ユームチオン)で始まった。島民らが踊りや狂言などの芸能をささげ、島の繁栄を祈願した。11日までの2日間、庭の芸能と舞台芸能約80演目が奉納される。

 この日は午前9時半すぎから御嶽前の広場で勇ましい棒術や太鼓、軽やかな動き、農耕作業を表現したマミドー、人頭税に苦しみながら毎年の年貢を完納し琉球国王に拝謁(はいえつ)する機会を得た喜びを表現するジッチュなどが披露された。
英文へ→Tanadui Festival for prosperity held on Taketomi Island