地域の宝見詰めて 小中生が魅力発表 うるまでフォーラム


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
うるま市の豊富で多彩な「すぐりむん(優れもの)」を群読で発表する具志川中学校の生徒ら=13日、うるま市仲嶺の市民芸術劇場

 【うるま】新報移動編集局「うるまウイーク」(うるま市、琉球新報社主催)の地域づくりフォーラムが13日、うるま市仲嶺の市民芸術劇場で開かれ、約200人が参加した。大人と子どもが共に行う魅力ある地域おこしのため、市内の小中学生も登壇した。うるま市で継承される現代版組踊「肝高の阿麻和利」を手掛けた平田大一さんが講演し、地元の歴史やアート、偉人伝に基づいた文化の創造と発信を提言した。

 フォーラムは合併10周年に「うるま市の宝(ひと・もの・ぶんか)について考える」をテーマに開催。市立平敷屋小、彩橋中、具志川中、伊波中の児童生徒がモズクやビーグなどの農水産物、エイサーや闘牛といった文化やうるま市の人材について発表した。地域に目を向ける大切さを語った。
 平田さんはミュージカル「海から豚がやってきた」、小那覇舞天、イチハナリアート展、現代版組踊「肝高の阿麻和利」を例に「うるま市は『ルーツ』をテーマにした物語がある」と話し、市内の規模の異なる劇場を活用することで、「うるま」という地域の物語を発信できると説いた。