加力、金城 サッカー合宿参加へ ハリル監督直接指導


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 サッカー日本代表のハリルホジッチ監督による直接指導を受けられる1泊2日の合宿に、県内から加力龍(小禄中3年)と金城アンドレ泰樹(山内中2年)が参加する。日本代表入りという夢へのステップにし、ハリルジャパンの神髄を学ぼうと2人は胸を高鳴らせる。

 日本代表オフィシャルパートナーのキリングループが、未来の日本代表を目指す選手を応援するために企画した「KIRINキャンプ」で、28日から東京で行われる。中学校サッカー部もしくはクラブチームに所属する中学1年から3年までの男子が対象。実績のほか自己PRの作文などを参考に30人が選出された。
 MFの加力は小禄中で主将を務め、今夏の全国大会では20人の優秀選手に名を連ねた。強引なドリブル突破からの得点力が持ち味。好きな選手はACミランの本田圭佑で「彼のように強いメンタリティーを持って一つ一つのプレーに自信を持てばもっと強くなれる」と頼もしい。全国から有望選手が集まる合宿に向けては「積極的に声掛けし、走り込みなども先頭でやりたい」と意気込んでいる。
 金城は小学5年から中学1年まで県選抜入りし、現在はFC琉球U-15で主にFWとして活躍している。3兄弟の末っ子で、長男のクリストファー達樹はJ3のFC琉球、次男のジャスティン俊樹はドイツの1860ミュンヘンでプレーしている。兄たちの影響で幼稚園でサッカーを始めた金城。166センチの細身ながら攻撃力を武器に「ゴールキーパーの取れない所を狙うシュート力とパスセンスが持ち味」と自信を見せる。
 合宿ではハリルホジッチ監督のほか日本代表のコーチ陣も加わり、ピッチでのトレーニングや講義などを行う。加力は、厳格で知られるハリルホジッチ監督から「勝利への執念を身近に感じてみたい」と語り、海外でのプレーや日本代表入りを目標にする金城も「吸収できるものは全て吸収して将来につなげたい」と力を込めた。(大城周子、石井恭子)

加力 龍
金城アンドレ泰樹