国頭村の巨大漂着物、新たに2点目を発見 最初の地点から100メートル北側 人力で運べない重さに頭抱える村職員


この記事を書いた人 琉球新報社
国頭村辺戸の海岸で新たに見つかった漂着物=19日、国頭村辺戸(国頭村提供)

 【国頭】国頭村辺戸の海岸で14日に漂着が確認された白い台形状の物体を巡り、村が19日に海岸を調査した結果、同じ形状の白い物体1点が新たに見つかったことが分かった。村によると、漂着物は長さ約3メートル、最大幅約1メートル、厚さ4センチほどの大きさで、14日に確認された漂着物から100メートルほど北側の位置に流れ着いていた。

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 調査の結果、村は陸地から海岸までの距離や漂着物の重さなどから、今後すぐに回収することは困難と判断した。一方で漂着物が海岸から流される恐れもあるため、大潮となる6月5日に職員数人を現地へ派遣し、海岸の奥に一時的に移動させるという。

 調査に立ち会った村総務課の担当者は回収について「人力で運ぶのは現実的ではない。船でのえい航もレンタル料やガソリン代を予算化する必要がある」と頭を抱えた。
 (武井悠)

 

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