台風2号、次第に北よりの進路をとる予想 先島は30日、本島地方は6月1日ごろから暴風の可能性(27日午後6時現在)


社会
この記事を書いた人 琉球新報社
台風2号の進路予想(27日午後6時現在)

 大型で非常に強い台風第2号は、27日午後3時にはフィリピンの東にあり、1時間におよそ25キロの速さで西へ進んでいる。沖縄気象台によると、台風は今後、次第に向きを北よりに変え、30日以降、非常に強い勢力で沖縄地方に接近する恐れがある。沖縄地方では28日から東または北東の風が強まる見込み。台風の進路によっては、先島諸島は30日ごろから、本島地方は6月1日ごろから暴風となる恐れがある。

 中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心の北東側650キロ以内と南西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 台風の接近に伴い、沖縄地方の沿岸の海域はうねりを伴いしけている。台風の進路等によっては、先島諸島では早ければ28日から、沖縄本島地方では29日から、大東島地方では30日ごろから大しけとなる恐れがある。沖縄気象台はうねりを伴った高波への警戒を呼び掛けている。

 沖縄気象台によると、28日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は大東島地方が15メートル(同25メートル)、先島諸島が15メートル(同25メートル)。