台風2号、先島で31日から警報級の大雨になる恐れ 速度ゆるめ雨、風の影響長引く可能性 沖縄気象台が警戒呼び掛け(28日午後2時現在)


この記事を書いた人 琉球新報社
台風2号の進路や影響を説明する沖縄気象台職員=28日、沖縄気象台

 沖縄気象台は28日、大型で非常に強い台風2号に関する会見を開き、進路によっては先島諸島は31日から、本島は6月1日以降に暴風域となる恐れがあると報告した。先島諸島では31日から警報級の大雨となる恐れがあるという。

 台風2号は高気圧の影響で進路予測に幅があるものの、30日以降は台風の速度が遅くなるため、先島諸島などでは雨や風の影響が長引く恐れがあるとして、警戒を呼び掛けている。

 暴風警報は八重山地方と宮古島地方が31日頃、沖縄本島は1日に発表する可能性があるという。波浪警報は八重山、宮古島地方が29日明け方、沖縄本島と大東島地方は31日に予定している。

 気象庁によると、台風2号は28日正午時点でフィリピンの東を1時間に20キロの速さで西に進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル。最大瞬間風速は70メートルで、中心の北側220キロ以内と南西側150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。中心の北東側800キロ以内と南西側500キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。