銃を持ち警備 石垣へのPAC3展開で自衛隊員 台風去り与那国、宮古でも展開 沖縄【関連動画あり】


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港湾内で小銃を手に警戒する自衛隊員=2日午後0時35分ごろ、石垣市南ぬ浜の新港地区

 【石垣】地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が設置された石垣市南ぬ浜町の新港地区では、発射機の搬入の際、自衛隊員が小銃を手に警備に当たった。石垣島で新港地区にPAC3が初設置された2012年4月にも隊員が小銃や拳銃を携帯。自衛隊施設外での銃器携行に当時、県内の市民団体から怒りの声が上がっていた。

 警備に当たる自衛隊員らは2日正午ごろに新港地区に到着。出入り口付近で4人が小銃を手にして警戒した。敷地内の別の場所でも、装甲車の横で銃を持ったり、複数人が銃を手に移動したりする様子が確認された。

 防衛省は12年当時、自衛隊施設外に展開した石垣島でPAC3警護のため「武器等防護のための武器使用」を規定した自衛隊法95条を適用し、銃を携行させていた。
 (照屋大哲)

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