大宜味に珍鳥サカツラガン 喜如嘉小児童が確認


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児童らが大宜味村喜如嘉で確認したサカツラガン=13日、喜如嘉ターブク(比嘉銀二君撮影)

 【大宜味】国内への飛来は珍しい大型のガン「サカツラガン」が大宜味村喜如嘉に飛来している。全児童で野鳥観察会を27年間続けている喜如嘉小の児童が13日、学校近くの田んぼ「喜如嘉ターブク」で観察中、見慣れない鳥がいるのに気付いて撮影し、図鑑で調べた上で専門家に確認した。

 同校は毎朝、野鳥の観察を記録し続けている。13日朝は、6年生の約10人が当番で喜如嘉ターブクで野鳥を観察している中、比嘉銀二君(12)が見慣れない鳥に気付いた。学校の図鑑で調べ、野鳥観察会で講師を務める喜如嘉在住の市田豊子さんにも確認した。
 比嘉君は「体が大きいから何の鳥かなと思った。(発見できて)うれしい」とにっこり。サカツラガンが羽を豪快にばたつかせる瞬間の撮影に成功した同級生の宮城健大君(12)は「貴重な鳥を見つけてうれしかった」と語った。
 市田さんは「野鳥について調査したり、正確に把握しようとしている。すごい成長だ」と強調した。(古堅一樹)
英文へ→Kijoka elementary school children find swan goose