基地「中学生目線で」 古蔵中、あす那覇で演劇


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 米軍基地をテーマに中高生が演じる沖縄現代劇公演「フェンスに吹く風」(主催・古蔵中学校、共催・琉球新報社)が18日午後6時半から、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれる。入場無料。東京からの転校生との出会いをきっかけに、沖縄の中学生がそれまで当たり前と感じていた基地の存在を考え始めるという内容。生徒たちは本番に向け練習に汗を流している。

舞台「フェンスに吹く風」の練習風景。米軍機の騒音に県外からの転校生(前列中央)だけが驚くシーン=10月、那覇市の古蔵中学校

 出演する古蔵中2年の内間一光君は「今までは基地に関心がなかったが、劇を通して関心を持つようになった」と話した。同3年の保久盛鈴菜さんは「基地の賛成・反対ではなく、基地がある状態、今こうなんだよということを中学生の目線で伝えたい」と意気込みを語った。元ミス沖縄の山田美南海さんも出演する。
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