新報釣りガールが行く!お魚レシピ伝道師への道★第5弾


この記事を書いた人 仲本 文子

 「お魚レシピ伝道師」を目指して、2度目の実習日がやってきた。この日の実習は、定置網漁体験と、漁師さんに魚のさばき方を教わるという内容だ。10月9日、早朝から伝道師の卵たちが読谷村都屋漁港に集まった。(紙面は毎月第4木曜日掲載、ウェブ版は毎週木曜日更新)

船に乗り込み、いざ定置網漁へ!

 朝早くから集まった「お魚レシピ伝道師」の卵たち。救命胴衣を着用して、大きな船へ乗り込み定置網へと向かった。この日は天気も良く波も穏やかな絶好の「漁日和」! 出航してからおよそ15分で、大きく海中に張り巡らされた網が見えてきた。

漁師さんたちの作業に興味津々

 大きな船と小型の船に分かれ、2方向から大きな網を手と機械を使い少しずつ手繰り寄せていく。漁師さんたちの作業を始めてみる伝道師の卵たちは興味津々だ。徐々に網が狭まっていくと、水中に何か動く影がたくさん見えてきた。

網を引き上げるお手伝い

 見えてきたのは大小様々な魚たち。それに混じってエイやウミガメも見える。伝道師の卵たちも、網を上げるお手伝いをする。磯の香りのする網を、漁師さんの掛け声に合わせて一生懸命引き上げる。

最終的には機械で水揚げ

 ある程度網が上がったら、機械につながれた大きなタモで魚を水揚げしていく。船上で種類別に分けられていく。誤って網に入ってしまったエイやウミガメは、網から遠くの場所で放していた。漁師さんによるとマンタなどが入ることもあるそうだ。自然の雄大さを垣間見ることができた。

ぷりぷり、もちもちのお刺身!

 ウミガメやたくさんの魚たちに興奮気味の私たちに、漁師さんから思いがけないプレゼントがあった。とれたてのグルクマとツムブリをその場でさばき、お刺身にしてくれた。さっきまで生きていた新鮮な魚は、もちもちとした歯ごたえがたまらない。定置網漁体験を満喫し、お刺身で腹ごしらえしたところで、いよいよ次は魚をさばく実践だ。「おいしいお刺身をもっと食べたい!」がぜんやる気が沸いてきた。