1万点 展示販売 壺屋陶器まつり始まる


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地域住民や観光客ら多くの人が足を運んだ「第36回壺屋陶器まつり」=20日午前11時ごろ、那覇市の壺屋小学校

 第36回壺屋陶器まつり(同実行委員会、壺屋陶器事業協同組合主催)が20日、那覇市の壺屋小学校グラウンドを会場に始まった。23日まで。会場では23の窯元から1万点以上の作品が展示即売され、訪れた人たちは店を回りながら気に入った焼き物を探していた。

 毎年壺屋陶器まつりに毎年足を運んでいるという那覇市の主婦、本永和代さん(37)は「普段使えるようなお皿を買いそろえている。見た目も美しい皿は料理がおいしく見えるので、毎年楽しみにしている」と笑顔を見せた。
 壺屋小ではキャリア教育として陶工から焼き物の歴史や作り方などについて学んでいる。21日には会場で売り子体験、販売もする。
 壺屋焼きの器で沖縄そばを販売していた壺屋小PTCAの会長、吉門美香さん(43)は「地域の工芸品を通して歴史の重さを感じられる取り組みだ。子どもたちだけでなく親たちも多くを学ばせてもらっている」と話した。
 20、21日の両日は午後3時から名工の作品が安価で買えるチャンスがあるオークション、23日午後3時からは陶工たちがリレー形式で技を競う「カーミスーブ」も実演される。
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