【中国時報】フレックス労働、給与引き上げへ 来年から、台湾労働部


社会
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 台湾政府労働部(省)は12日、来年1月1日からフレックスタイムで働く労働者・責任労働者の月給を、現在の通常労働者と同額の最高2万8元(約7万6千円)から最高2万5511元(約9万7千円)に引き上げると発表した。

 責任労働者とは、ガードマンや航空会社の乗務員、ダムの取水操作員など41の業種で、現在少なくとも8万人が就労している。雇用者が政府に申請すれば、通常1日8時間、2週間で84時間という労働時間制限を超え、最高で月250時間までの就労が可能とされている。
 政府は、現在平均182・66時間の通常労働者の就労時間を来年から174時間に短縮する方針だが、同額の給与では1時間当たりの給与格差が広がるため、責任労働者の最高給与の引き上げを決めた。