【中国時報】中国支店を整理統合 海外ブランドが戦略転換


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 高級ブランドのルイ・ヴィトンはこのほど、広東省広州の第1号店を突然閉店させ、常連客に驚きが広がっている。同社によると、閉店は中国展開戦略の転換を受けたもので、今後北京、上海、杭州の3都市以外では、1都市1店舗に整理統合していく方針だ。

 同社によると、今回は店舗の賃貸契約切れを機に撤退を決めた。黒字経営を続けており、売り上げの低迷が原因ではないとしている。同社は昨年7月にも瀋陽市のデパートに出店していた店舗を閉鎖している。
 業界関係者によると、海外ブランドの店舗整理統合は、近年の中国政府による強力な汚職撲滅政策で売り上げが低迷していることが要因だという。他にもシャネルやプラダなど高級ブランド各社も、店舗の整理統合を進めており、店舗数は以前の3~5割減となっている。