130人が辺野古ゲート前集結、新基地建設に抗議 広島から48人参加


この記事を書いた人 謝花 稔
米軍車両の基地内進入を阻止しようとプラカードを掲げて道路に広がる市民ら=23日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは23日午前、キャンプ・シュワブのゲート前で、約130人が集結し基地建設阻止への抗議の声を上げている。座り込みテントには広島女性九条の会の48人ら県外からも多くが駆け付け、「連帯の思いを全国に広げよう」と呼び掛けた。

 一方、シュワブ沖の大浦湾海上では、スパット台船や掘削機材が取り付けられたクレーン船には午前11時現在、作業員の姿は確認されていない。22日に投入された大型コンクリートブロックを積載したクレーン船でも具体的な作業をしている様子はない。市民らは抗議船3隻、カヌー17艇で繰り出し、海上作業を警戒している。
 シュワブ・ゲート前に集まった市民らは午前6時半すぎ、海上工事関連の車両搬入を止めよう、と旧ゲート前でこの日全体として初めての座り込みを開始した。同6時55分に機動隊が市民らの強制排除を行った。排除される中で工事関連と思われる車両11台がゲートをくぐった。
 抗議行動の最中に60代女性が膝の痛みを訴えて救急搬送された。
 【琉球新報電子版】