重粒子線施設、年度末に判断 県、西普天間跡地利用で


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 【宜野湾】3月末に返還されたキャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の地権者説明会が23日、宜野湾市内で開かれた。宜野湾市と県の担当者から、跡地利用計画の概要と同地区への導入が検討されているがん治療の重粒子線施設の検討状況などが説明された。

県の担当者は重粒子線施設導入の可否判断を2015年度末に決定すると説明した。
 県は施設導入の検討課題として、放射線医の人材育成や治療費の価格設定などを挙げた。また利用が見込まれる患者数を把握するために県内医療機関からの聞き取り調査、国内外の医療コーディネーターへのアンケートを実施していることを説明した。
 宜野湾市はバーチャルリアリティー(VR)で作成した同地区内のイメージ映像を用い、跡地利用計画の概要などを説明した。