竹富町、29日住民投票を告示 新庁舎、石垣か西表か選択


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 【竹富】老朽化に伴う竹富町役場の建て替えに向けて、竹富町は24日、現庁舎が立地する石垣市で建て直すか、西表島の大原に移転するかを町民に問う住民投票を29日に実施すると告示した。

開票は30日、石垣市のJAおきなわ八重山支店で実施される。50年あまり議論が続いてきた役場の立地場所について町民の選択が注目される。
 投票結果に法的拘束力はない。川満栄長町長は西表島移転を推進する立場だが「1票差でも結果を尊重する」としている。
 住民投票は「石垣市内」と「西表島・大原」のいずれかに「○」を記載して投票し、有権者の過半数の投票で成立する。町選挙管理委員会によると、有権者数は11月24日現在で3304人。期日前投票は25~28日に行われる。
 同町は2017年度中には建設工事を始める計画。