辺野古に結集700人、絶えぬ抗議 ゲート封鎖訴え気勢


この記事を書いた人 志良堂 仁
米軍キャンプ・シュワブゲート前で新基地建設に抗議の声を上げる市民ら。毎週水曜日の大抗議行動で約700人が集まった=25日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設をめぐり25日、移設に反対する市民ら約700人が米軍キャンプ・シュワブの旧ゲート前に結集し、抗議集会を開いた。毎週水曜日に続けている、移設工事を止めるための大行動の一環。抗議行動に際し、県警と警視庁の機動隊が市民を排除し、機動隊車両と鉄柵で囲まれた場所に押し込む場面もあった。

 通常、沖縄防衛局は午前7時ごろに基地内へ資機材を搬入したり、工事関係車両を基地内に入れるが、25日は700人の反対運動があり、市民らの人数が200人程度に減った午前11時に工事関係車両8台を基地内に入れた。
 午後の集会で沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「数の勝負になっている。県民の力を結集させてゲートを封鎖していこう。行動の日を増やし継続的に止める形をつくりたい」と呼び掛けた。大行動では市民の一部が国道329号で交通整理を実施し、渋滞回避に取り組む姿もあった。
 25日の大浦湾は波が高く、海底掘削調査などは確認されなかった。