島ぐるみ行動、米誌「ネーション」に 反基地の民意紹介


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米総合誌「ザ・ネーション」電子版は23日、沖縄「建白書」を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議訪米団(団長・呉屋守将金秀グループ会長)の要請行動を伝えた。

 訪米団が連邦議員や環境団体、米労働総同盟産別会議(AFL・CIO)などと面談したことを紹介している。米側に新基地建設が沖縄の民意に反していることを伝え、日本での裁判が終わるまで、米国防総省に基地建設に伴う基地の入構証を発行しないよう求めているとした。
 また米軍基地が集中する沖縄の現状や米軍人による事件・事故が絶えない沖縄の歴史についても紹介した。その上で、「基地は沖縄の人たちの社会、安全、環境を脅かしている」と指摘した。
 米雑誌「ネーション」は進歩的な知識層の意見を代表する雑誌として知られる。