あすバーガーフェスタinぎのざ 若い力で村おこし


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わいわいと「第3回沖縄バーガーフェスタ in ぎのざ2015」をアピールする宜野座村観光協会のメンバー=24日、宜野座村観光協会

 【宜野座】29日に宜野座村漢那ダム湖畔公園で開催される、県内ご当地バーガーの祭典「第3回沖縄バーガーフェスタ in ぎのざ2015」の立役者は、平均年齢30歳ほどの若い「宜野座村観光協会」のメンバー8人だ。バーガーを通して宜野座村を盛り上げようと「ありのまんま ぎのざ」をキャッチフレーズに日々奮闘する。

「地元盛り上げる」観光協会

 仲間赴人事務局長(35)がバーガーフェスタの発起人だ。約5年前、阪神タイガースの春季キャンプ時期、村外から訪れる人々の手にコンビニの袋しかなかったのが気になった。宜野座発の食べ物も楽しんでほしい。頭に浮かんだのはバーガー片手に野球観戦する人々の姿だった。バーガーなら既存の村内飲食店と競合しない。
 このフェスタは宜野座のみならず、県内各地のご当地バーガーをお披露目する場所だ。
 仲間事務局長は「みんなが地元を盛り上げたいと思うきっかけにしたい」と話す。
 観光協会のメンバーの結束は固い。今回広報を担当する比嘉亜弓さん(27)は毎日ブログやフェイスブックを更新して地道に認知度を高める。仲村優一郎さん(30)は本島中を駆け巡り、参加店舗が全力を尽くせるよう調整を続けている。池原輝当さん(29)は舞台設備の準備に加え、当日は音響で会場の雰囲気を演出する。浜比嘉圭さん(30)は温厚な表情で全体を見回しメンバーの仕事内容を調整する。
 当日はボランティアスタッフ合わせて約60人で運営に当たる。大好きな地元・宜野座村をみんなで盛り上げ、人々の笑顔を誘う。