江藤、判定で敗れ王座逃す WBCスーパーフライ級


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WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(左)を攻め続ける江藤光喜=28日、宮城県のゼビオアリーナ仙台(普久原裕南撮影)

 世界ボクシング評議会(WBC)世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦が28日、宮城県のゼビオアリーナ仙台で行われた。同級2位の江藤光喜(本部町出身、白井・具志堅スポーツ)は同級王者のカルロス・クアドラス(メキシコ、帝拳)に0-3の判定で敗れ、チャンピオンベルトをつかみ取ることはできなかった。ジャッジ3人の判定は116-112、117-111、117-111。戦績は江藤が17勝(13KO)4敗1分け。クアドラスは5度目の防衛に成功し、34勝(26KO)1分け。ライトフライ級は世界初挑戦で同級3位の木村悠(帝拳)が、チャンピオンのペドロ・ゲバラ(メキシコ)に2-1(115-113、111-117、115-113)で判定勝ちし、王座奪取に成功した。32歳の木村は序盤こそ慎重さが目立ち劣勢だったが、中盤から思い切った攻撃に転じて逆襲。執念で接戦をものにした。戦績は21戦18勝(3KO)2敗1分け。ゲバラは3度目の防衛に失敗し、29戦26勝(17KO)2敗1分けとなった。