「聴取率」69.8% FMコザ、地域密着に共感


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FMコザの知花園子部長(左から2人目)とスタッフら=11月24日、沖縄市中央

 【沖縄】沖縄市のコミュニティーFM放送局「FMコザ」(76・1メガヘルツ)の市内での聴取率が、69・8%に上ることが同放送局の調査で分かった。企画制作部の知花園子部長は「7割という数字には驚いた。地域に密着して続けてきたことが結果として数字に表れたのだと思う」と話した。

 調査は9月5、6の両日に開催された第60回沖縄全島エイサーまつり会場で実施。まつりへの来場者を対象にしたアンケートで、804人のサンプルを得た。質問はFMコザを聞く頻度や時間帯、居住エリアなど。
 総数のうち沖縄市居住者は308人で、その中の約7割がFMコザを聞いているという結果が出た。さらに、特定の時間帯や番組を継続的に聞いている比率が市内では49・3%、市外も含めた5市町村(沖縄市、宜野湾市、うるま市、北谷町、北中城村)では42・8%となっている。また、インターネットを通じてラジオを楽しんでいる県外出身者もいた。
 10年以上FMコザを聞き続けているという翁長和也さん(36)は、「パーソナリティーと会話して、番組に参加しているような感覚で聞けるので、とても親しみやすい」と魅力を語った。
 知花部長は「地域に根差した番組作りに取り組み、認知度を高めながら情報発信をしていきたい」と抱負を語った。