知事に全国から激励3万通 辺野古反対、広がる支援


この記事を書いた人 志良堂 仁

 「民意のために頑張る翁長知事を応援します」-。10日に就任1年を迎える翁長雄志知事への激励メッセージが全国から続々と届いている。辺野古新基地建設をめぐり、国が法廷で対決する異例の事態に発展する中、ことし1月から県に寄せられた手紙やはがきは3万通を超えた。

 これまで県庁には辺野古周辺に生息するジュゴンなどの絵や「命(ぬち)どぅ宝、オール沖縄で頑張りましょう」(北海道、女性)と寄せ書きされた布、「沖縄への愛が感じられた意見陳述に胸がいっぱいになりました」(東京、女性)とのメッセージ入りのクリスマスカードなどが届いた。県内からも、那覇市の4歳男児が魚の絵と共に「きちをつくらないほうがいいとおもった」と書いた絵日記を寄せるなどさまざまな便りが来る。
 一方、ファクスやメールで「補助金をもらっていながら政府と敵対するのか」「抑止力のために米軍は必要だ」との批判も届く。県はメールに関しては激励も批判も集計していないが、辺野古新基地建設問題対策課は「手紙は多いときに1日60通程度も届く。全国に支援の輪が広がっていると感じる。大変ありがたい」と話している。
英文へ→Over 30,000 letters supporting Okinawa Governor Onaga