警視庁機動隊が一時帰任 辺野古警備 年明け再派遣


この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画をめぐり21日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で警備に当たっていた警視庁機動隊が初詣など都内での警備が必要になることから年末年始に合わせて一時引き揚げることになった。複数の関係者によると、年明け以降は、警視庁を含め県外の機動隊員が再度派遣されるという。

 21日は反対する市民ら100人余りが米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、抗議の声を上げた。参加した県統一連の中村司代表幹事は「警視庁の機動隊が帰り、年内は警備をしないとの情報が入った」と報告すると、市民らは歓声を上げた。
 一方、大浦湾海上では、大型クレーン船で作業員が引き続き掘削調査を進める姿が確認された。長島付近のスパット台船1基での掘削調査も継続していた。
 午後2時ごろにはカヌーに乗って抗議していた50代の男性1人が、浮具(フロート)内で転覆し胸の痛みを訴えた。男性は抗議終了後に病院へ向かった。