正月にはヨナバルマジク


社会
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 沖縄でも「○○ダイ」と名の付く魚はたくさんいるが、正真正銘タイ科の魚はクロダイ属(オキナワキチヌ、ミナミクロダイ、ナンヨウチヌ)とへダイ、それに深場で釣れるレンコダイとタイワンダイ(ヨナバルマジク)だけだとされている。その中でもピンクの貴婦人ヨナバルマジクは「見て良し、釣って良し、食べて良し」と三拍子がそろい「正月には欠かせない」と釣りに出掛けるベテランは多い。

 12月13日、知念祥広さんはヨナバルマジクを狙って赤野漁港から友人の船で金武湾に出掛けた。水深30メートルほどのポイントにアンカーを打ち、釣り開始。冷凍エビを餌に仕掛けを下ろすと、最初にコバンザメが釣れた後、35センチほどのヨナバルマジクが釣れた。
 その後もポツポツとアタリがあり、30センチほどのマクブやオジサンなどが退屈しない程度に釣れた。納竿前の午後4時になって、これまでより竿が大きく曲がった。
 慎重にやり取りをして、2分~3分で海面に浮いたのは45センチのヨナバルマジク。本命の魚、しかも良型を釣った知念さんはえびす顔で帰路に就いた。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

12月13日、金武湾沖 ヨナバルマジク45センチを釣った知念祥広さん
18日、津堅島で700グラムと680グラムのアオリイカを釣った麓佳樹さん
13日、豊崎海岸で1.25キロのアオリイカを釣った安里碧海君
16日、読谷海岸で64.7センチ・3.68キロと60.3センチのタマンを釣った池原和人さん
7日、残波岬で4キロのマンビカーを釣った籾山諒子さん
10日、泡瀬海岸で44.5センチ・1.42キロのチンシラーを釣った小浜守生さん
19日、嘉手納海岸で71センチ・4.4キロのタマンを釣った宮良佳樹さん
14日、西崎モクマオポイントで初チヌ2尾などを数釣りした山川拡起君(中学2年)
17日、恩納海岸で62センチ・3.6キロのタマンを釣った金城幸樹さん