21年度観光客1000万人超 OCVB予測 本年度は775万人見込み


社会
この記事を書いた人 志良堂 仁

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は22日、2015年度~25年度までの入域観光客数の予測推移を発表した。21年度は県が設定した目標値1千万人を突破し、1042万人に達すると見込んだ。本年度も目標値の760万人を上回り、過去最高の775万人を記録すると予測した。

 本年度の予測値について、ことし4月~11月までの平均伸び率は前年同期比10・8%だったが、OCVBは観光閑散期とされる12月~来年3月までの鈍い伸び率を考慮し、年間入域観光客数を前年度比8・2%増の775万人と予想した。
 また、国連世界観光機関(UNWTO)が調査した世界観光客数の長期予想と、1996年度~2015年度までの過去20年の平均伸び率を基に、2016年度~19年度までの伸び率を毎年4・26%と見込んだ。
 2020年3月に那覇空港第2滑走路の供用開始があるため、飛行機の発着回数は3万回増と見込まれ、21年度は初めて1千万人を超え、1042万人に達成すると予測した。
 平良会長は「これら数値に希望を持って、さまざまな観光振興に取り組んでいきたい」と意気込んだ。
英文へ→Over 10 million tourists estimated to visit Okinawa in fiscal 2021