1年の無事と平和、たいまつ掲げ祈る 火と鐘のまつり


社会
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 【糸満】第38回「摩文仁・火と鐘のまつり」(沖縄協会主催)が12月31日から1月1日にかけて、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開催された。400本のたいまつをともしたり、鐘をついたりしながら、参加者らは1年の無事と平和を祈った。

 開会式では沖縄戦の映像が上映され、参加者らは黙とうをした。その後、塔の頂上から火が小聖火台に移され、参加者らがたいまつに火をともした。大聖火台を囲み、新年のカウントダウンを行った。
 家族で訪れた仲本治美さん=糸満市=は「ことしも平和で温かい家庭を築き、世界も平和に近づけたら」と笑顔。娘の真由さん(13)=潮平中1年=は「一番苦手な教科を克服できる年にしたい」と抱負を語った。
 近隣のうちなーファームで開かれた「第17回いとまんピースフルイルミネーション」で打ち上げられた花火も夜空を彩り、参加者の目を楽しませた。