キク3600万本全国へ 太陽の花、初荷式


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 「太陽の花」ブランドで知られる県花卉(かき)園芸農業協同組合(宮城重志組合長)は3日、浦添市伊奈武瀬の同組合出荷センターで初荷出発式を開いた。生産者や輸送業者らが出席し、キクや切り葉を集荷するため中北部の集入荷センターに向かうトレーラー約15台を見送った。4日から全国で始まる初競りに合わせ、3日中に全国約70市場に空輸される予定だ。

4日の初競りに合わせ、キクなどの集荷に向かうトレーラーと見送る出席者ら=3日午前11時、浦添市伊奈武瀬の県花卉園芸農業協同組合出荷センター

 県花卉農協の2015年12月の販売実績は、天候に恵まれ前年同月比29%増の約20万ケース(3671万本)の出荷だった。販売額は、18%増の15億2千万円と過去10年間で最高を記録した。
 宮城組合長は「リーマンショックや東日本大震災など、ここ7、8年は花卉業界は苦しかった。しかし昨年からやっと希望の光が見え、ことしも関係者一同連携して努めていきたい」と決意を述べた。