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障がい者らアニメ制作 真生倶楽部、真玉橋の伝説題材

 【豊見城】視覚障がい者らが、社会参加を目的に結成した「真生倶楽部(くらぶ)」が約20分間のアニメーション動画「真玉橋由来記」を制作した。絵コンテや音楽、ナレーションなど全て自分たちで取り組んだ。会長の儀間真一郎さん(42)は「障がいがあっても、個々の能力を生かして活躍することができる。倶楽部の法人化を目指したい」と目標を掲げた。

 同倶楽部は那覇市内の就労支援事業所に通う仲間で立ち上げた。儀間さんが豊見城出身であることから地元に伝わる真玉橋の人柱伝説を取り上げ、約5カ月間かけて完成させた。安里ひとみさん(39)=宜野湾市=は、主人公のチラーの声優を担当。「せりふを全て覚えるのが大変だった。多くの人に見てほしい」と語った。第2弾として、糸満市の白銀堂、第3弾として大宜味村の物語を題材に制作する予定。
 儀間さんらは昨年の12月25日、豊見城市役所を訪れ、宜保晴毅市長に完成したDVD12枚を贈呈した。
 儀間さんは「市内11の小中学校で活用してほしい。各地域に伝わる物語をアニメ制作し、テレビ放映を目指したい」と話した。


完成したアニメーション動画「真玉橋由来記」を宜保晴毅豊見城市長(中央)に手渡す真生倶楽部のメンバー=2015年12月25日、豊見城市役所


琉球新報