食べて基地なくそう 「普天間」形ちんすこう 若竹福祉会作る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【辺野古問題取材班】新基地建設に反対する名護市辺野古の座り込みに13日、浦添市の社会福祉法人「若竹福祉会」の村田凉子理事長が参加し、施設の利用者らが米軍普天間飛行場を模して作った特製の「平輪(へいわ)ちんすこう」100袋を配布し「(同飛行場を)食べてしまおう」と呼び掛けた。

 「平輪―」は、平良馨さん(67)、京子さん(60)夫妻の「友菓園」が宜野湾市の嘉数高台公園で販売していた「普天間飛行場ちんすこう」を基に作った。昨年6月の友菓園の閉店直前、村田さんが若竹福祉会でちんすこうを引き継ぎたいと申し出て、馨さんから調理法を教えてもらった。
 ちんすこうの上に粉黒糖を使った材料で輪を描き、同飛行場周辺に住宅地が密集している様子を表現しており、同飛行場を食べてなくそうというメッセージを込めている。
 村田さんは「平和なくして福祉はない」と話した。戦争で障がい者が先に犠牲になってきた過去にも触れ「弱い者こそ大切にすべきだ」と強調した。3個入り1袋500円。問い合わせは若竹福祉会(電話)098(877)0664。