沖縄県産スーパーフード知って ウコン、モズク認知度低く


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 普通の食べ物より栄養価が高い県産素材の普及活動を行っている「沖縄スーパーフード協会」(西原町、西大八重子理事長)は13日、スーパーフードに関する意識調査を発表した。約7割の女性が「スーパーフード」を食べたことがあると回答した。一方、シークヮーサーやサトウキビなどの県産食材のスーパーフードについて認知度が低いことが分かった。調査は20~39歳の500人の女性に、サイト上でアンケートを実施した。

 チアシードやココナツオイルなどのスーパーフードは、ハリウッドなど海外のセレブ(有名人)が愛用していることで知られる。日本でも美容と健康に関心が高い女性の注目を集めている。
 今回の意識調査で、スーパーフードの種類別認知度は「チアシード」が最も高く61・4%で、「アサイー」が51・4%、「ココナッツオイル」が36・1%だった。
 国内のスーパーフードの認知度は「納豆」が32・4%と最も高かった。県産素材は「ウコン」が13・1%、「モズク」10・6%、「シークヮーサー」6・0%、「サトウキビ」3・5%と認知度が低かった。
 「県産スーパーフードを知っているか」との問いに、69・1%が「知らなかった」と回答したが、87・0%が「興味はあるので購入したい」と回答し、県産スーパーフードの市場開拓余地があることをうかがわせた。
 食品購入時に「産地を気にするか」との問いには、68・5%の女性が「意識する」と回答した。沖縄スーパーフード協会は「食の安全性の関心は高まっているが、スーパーフードに関しては国産よりも外国産の方が圧倒的に認知度も、消費量も高い。県産スーパーフードの認知度はまだまだ低い」と県産スーパーフードの消費を推奨した。