社会

抗議男性が肋骨を負傷 辺野古ゲート前

米軍基地の返還や撤去などを願い「鬼払い」の祈りをささげる市民ら=16日正午、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設をめぐり16日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前で、県警などの機動隊員が座り込む市民ら約80人を排除した際、70代男性が肋骨(ろっこつ)を負傷し、全治2週間のけがを負った。正午には、手作りのムーチーが配られ「鬼払い」の祈りがささげられた。海上では、長島近くのスパット台船や掘削機などで作業が確認された。

 ゲート前では午前7時ごろ、機動隊員約100人が市民を排除、ダンプ3台を含む工事関係車両約15台がシュワブに入った。市民らは正午すぎ、ムーチーを十字に結んでつるした縄を張り、米軍基地返還や撤去などの願いを込め「鬼払い」を行った。市民らは「辺野古の海、マモティウタビミソーリー(守って下さい)」と唱(とな)え、ムーチーを炊いた煮汁をゲート前にまいた。
 直木賞作家の石田衣良さん(55)がゲート前を訪れ「米軍は長期的なことを考え、沖縄に基地を欲しているのだと感じた。こんなきれいな海を壊すなんてもったいない。みなさん頑張ってください」と市民らを激励した。
 大浦湾では音波探査をしているとみられる作業船が浮具(フロート)の外で確認された。長島付近では2カ所で掘削作業をしているのが確認された。市民らはカヌー19艇と抗議船2隻で抗議した。



琉球新報