【中国時報】台湾、喫煙人口7年ぶり増


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 公共の場所での喫煙を禁止する台湾の「煙害防止法」が施行されて7年。喫煙人口は減少の一途だったが、2014年に初めて増加に転じていたことを台湾政府国民健康署が明らかにした。喫煙人口が1年で17万人増加したとみられる。

 健康署によると、現在推定される喫煙人口は327万人。喫煙率は16・4%から17・1%に上昇した。男女共に喫煙率は増えており、男性は29・2%から29・9%に、女性は3・5%から4・2%に上昇した。
 増加の原因について健康署は、煙害防止法施行と同時に行った20元(約70円)のたばこ税増税の効果が薄れてきたことや、周辺諸国に比べてたばこ価格が比較的安価であることが要因だと分析しているが、値上げについては慎重に検討するとの答えにとどまっている。