沖縄協会(清成忠男会長)は21日午前、那覇市のパシフィックホテル沖縄で第37回沖縄研究奨励賞の贈呈式を開いた。受賞したのは琉球大学医学部の金城貴夫教授(49)と同大理学部のジェイムズ・デイビス・ライマー准教授(42)、パイナップル育種研究グループ(竹内誠人代表・県農業研究センター名護支所主任研究員、8人)の2人、1グループ。
同賞は、沖縄の地域振興や学術振興に貢献する人材を発掘、育成することを目的にしている。これまで96件(87人、9グループ)が受賞してきた。
金城教授は「沖縄県の悪性腫瘍とウイルスとの関係―その特異性とがん発生のメカニズムについて」、ライマー准教授は「沖縄のサンゴ礁における海洋生物多様性研究」、育種研究グループは「生食用高品質パイナップル品種の育成およびDNAマーカーを利用した育種技術の開発」と題した研究をした。
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