比謝川汚染 県、薬剤使用確認を要請 基地立ち入りも


この記事を書いた人 田盛 良一

 【嘉手納】北谷浄水場や比謝川などで有機フッ素化合物のPFOSが検出された問題で、平良敏昭県企業局長らは21日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、嘉手納基地内でPFOSを含む薬剤などの使用実態があれば使用中止と対策を米軍に求めるよう要請した。

 基地で過去に使用した実態があれば履歴と対応策を示すことや、基地内への立ち入りと採水を認めることも米軍に働き掛けるよう求めた。現在の使用実態については来週前半までの回答を要求した。防衛局の宮川均企画部次長は「速やかに米側に要請を伝達したい」と答えた。
 要請後、平良企業局長は「立ち入りはこれまでの例を考えると難しい。だが今回は県民の飲み水に関わる事なので従来とは違った対応をしてほしい」と話した。