首相、辺野古推進を強調 施政方針「先送り許されない」


この記事を書いた人 金城 美智子
衆院本会議で施政方針演説をする安倍首相=22日午後(共同通信)

 【東京】安倍晋三首相は22日の施政方針演説で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について「普天間飛行場の全面返還を日米で合意してから20年。もはや先送りは許されない」と述べ、現行計画を推進する考えをあらためて示した。新基地建設に反対する県と国の間で法廷闘争が進められているが、言及はなかった。同時に辺野古への移設によって「日常の飛行経路も海上へ変更され、騒音対策が必要な住宅はゼロになる」との考えも明言した。
【琉球新報電子版】