教育

世界の平和へ何できる? 名護で「沖縄学生サミット」

「教育」「ジェンダー」「法律」など10のテーマでグループに分かれて議論する学生サミットの参加者ら=2015年12月、名護市の万国津粱館

 県内の11の大学や高等教育機関に通う学生が集い、一つのテーマについて議論し交流を深める「第2回沖縄学生サミット」(大学コンソーシアム沖縄主催)がこのほど、名護市の万国津粱館で開かれた。「2030年の世界は平和か」をメーンテーマに「教育」「文化」「スポーツ」「ジェンダー」など10のグループに分かれ、それぞれの視点から平和であり続けるための課題や解決策について議論し発表した。高校生50人を含め200人超の学生が参加した。

 「教育」のグループでは、今の世界では「正義」を理由とした戦争が起きているとの意見から議論が発展。「教育で、これは悪い、駄目と教えている時点で『正義』ができてしまう」との意見を受け「『正しい』ことを全面的に教えるのではなく、『これも良いし、あれも良いよね』という、多くの『いいね』を出すことを目指すことが教育ではないか」などの意見が出た。
 「科学技術」のグループでは、沖縄科学技術大学院大学の学生が多く参加し、主に英語で議論が進められた。科学技術の現状として「(戦争など)悪い方向に行きがち」との意見に対し、「そもそも科学技術は人間の好奇心の先に行き着いたもの」として、学問として好奇心の追究の可能性は守るべきとの意見のほか、「各科学者に対し(悪用しないという)教育が必要」「社会にも科学をどう使うかという教育が必要」「科学技術を戦争の道具に使ってはいけないという法律をつくるべき」などの意見が出た。
 議論に先立ち、元国連広報担当事務次長・国連大使でフォーリン・プレスセンター理事長の赤阪清隆さんによる基調講演も行われた。