本紙報道に特別賞 新聞労連「圧力」対抗を評価


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
新聞労連ジャーナリズム大賞の特別賞を受賞する琉球新報社の島洋子東京報道部長=22日、東京都の台東区民会館

 【東京】日本新聞労働組合連合(新崎盛吾委員長)主催の第20回新聞労連ジャーナリズム大賞の授賞式が22日、台東区民会館であり、琉球新報と沖縄タイムスが「『報道圧力』問題をめぐる一連の報道と対応」で特別賞を受けた。大賞は毎日新聞の「憲法解釈変更 法制局、経緯公文書残さず」など3作品に贈られた。

 「報道圧力…」は、昨年6月に自民党国会議員の勉強会で作家百田尚樹氏が「沖縄2紙をつぶさなあかん」などの発言が出たことを受けて、発言の背景にある言論への圧力や沖縄への無理解などを追った。
 選考委員の青木理さん(元共同通信記者、ジャーナリスト)は「朝日新聞バッシングや特定秘密法などメディアが未曽有の危機にある。『2紙をつぶせ』などの圧力に対し、沖縄のメディアがともに闘う姿勢を示したことはすばらしい」と講評した。