琉球、FC東京と分け Jリーグ・ニューイヤー杯開幕


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後半 相手の守備をかいくぐり、シュートを放つFC琉球のMF富樫佑太(背番号18)=24日、国頭陸上競技場

 Jリーグのプレシーズン大会、スカパー! ニューイヤー・カップの沖縄ラウンドが24日開幕し、J3のFC琉球はJ1のFC東京と国頭陸上競技場で対戦し、0―0で引き分けた。J2東京ヴェルディはJ2コンサドーレ札幌に1―0で勝った。第2日は27日に開催される。琉球―東京Vが午前11時から西原町民陸上競技場で、札幌―F東京が午後2時から国頭陸上競技場で行われる。

◆格上・F東京に若い力が躍動/琉球、互角以上の戦い
 金鍾成監督の初陣でFC琉球は格上のFC東京相手に互角以上の戦いを見せた。琉球のスタメンは5人が新加入で、平均22・9歳。フレッシュな戦力が躍動した。前半、緩慢な東京のプレスを突いて中盤でパスをつなぎ、押し気味に試合を進めた。
 後半は激しさを取り戻した東京と一進一退の攻防が続いた。33分、不用意なファウルからPKを与えてしまうがGK今野太祐が「コースを読んでいた」と正面やや右のグラウンダーを冷静に止め、チームを救った。
 攻撃では終了間際、2年目の20歳、MF富樫佑太がゴールに迫ったが、シュートはバーを直撃。その直後にも相手DFをかわしシュートを放つがGKにセーブされた。富樫は「あそこで決められないとリーグ戦でも勝ち点3は奪えない」と気を引き締めていた。