防衛相「辺野古移設事業を推進」


この記事を書いた人 金城 美智子

 【東京】中谷元・防衛相は25日午前、24日の宜野湾市長選で自民、公明両党が推す現職の佐喜真淳氏が当選したことに関連し、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画について「移設、建設事業推進のために市長に理解と協力をいただきながら基地負担軽減のために努力したい」と述べ、移設工事を推進する考えを強調した。防衛省で記者団に答えた。

 中谷氏は市長選の争点に辺野古移設の賛否が含まれていたかを問われ「それぞれ選挙戦を通じて候補者が政策を述べられた。それに対して地元の有権者が下した判断だと思っている」と述べた。
 一方、中谷氏は31日に那覇市で開かれる航空自衛隊第9航空団の部隊新編式に「状況が合えば出席したい」と語った。翁長雄志知事や市町村長らとの会談については「地元の皆さまに会うのは決めていない」と述べた。【琉球新報電子版】