経済

南西石油、来月製品値上げ ガソリン1リットル11円

 南西石油(西原町、リンコン・シオジロ・イシカワ社長)は、2月1日から同社が販売するガソリンや軽油、プロパンガス、ブタンガスなどの各種料金を値上げする。同社から石油製品を購入している国内大手元売りは2月6日から卸価格5~6円の値上げを決めた。このため2月初旬にもガソリンや軽油の小売価格に転嫁される。プロパンガス料金の値上げや、ブタンガスを使ったタクシーへの価格転嫁は4月以降になる見込みだ。

 南西石油は昨年4月に石油精製を停止し、海外から石油製品を購入していた。輸送費などの経費を価格に転嫁することができず、経営を圧迫。昨年9月には取引業者に対して値上げを提示したが、値上げに反発する業者が多く11月1日からの値上げは見送られた。それを受け再度、値上げに応じられない場合は3カ月後に契約を解除する旨を卸業者や給油所運営業者に通達していた。
 値上げは、レギュラーガソリン1リットル当たり11・89円、ハイオク16・24円。プロパンガスとブタンガスは1キロ当たり約10~15円と、大幅な値上げを提示した。
 南西石油からプロパンガスを購入する業者は「1キロ当たり10円の値上げはあり得ない」とし、南西石油以外からの供給体制に切り替える考えだ。ガス料金の「2~3月の値上げはない」としているが「4月以降は他の業者も値上げするかもしれず、どうなるか分からない」と話している。
 南西石油の承継先はいまだ決まっておらず、4月以降の供給体制は不透明だ。既存のタンクを元売り業社に貸し出す事業に乗り出すが、タンク使用料や輸送コストがかかり、石油製品への価格転嫁は避けられない状況だ。
 南西石油は琉球新報社の取材に対し「取引先各社に対して、4月から事業形態を油槽所業務サービス(ターミナルサービス業務=石油製品の受け入れ、貯蔵、出荷)に変更することを知らせてきた。新しい事業形態への移行が責任ある方法で安定かつスムーズに行われるよう、最善の努力を尽くす所存だ」とコメントした。(阪口彩子)



琉球新報