政治

F15倍増、40機体制 新航空団編成 空自那覇基地

第9航空団新編記念式典で、新たに配備されたF15戦闘機(後方)の前で整列する自衛隊員=31日午前11時40分、航空自衛隊那覇基地

 第9航空団新編記念式典が31日、航空自衛隊那覇基地で開かれた。沖縄が日本復帰した1972年に編成された第83航空隊を解除し新たに第9航空団が編成された。福岡県の築城(ついき)基地から新たにF15戦闘機20機を移動し、これまでの20機から計40機の2個飛行隊に強化した。隊員も約300人増やし、約1500人体制になった。戦闘機数が倍増したことで、民間航空機と自衛隊機が混在する那覇空港の民間機の離着陸や騒音増大などの影響が懸念される。

 式典では防衛省の若宮健嗣副大臣が第9航空団の川波清明司令に指揮官旗を授与した。航空団が新編されるのは51年ぶり。那覇基地での空自の緊急発進(スクランブル)回数は近年増加傾向にあり、防衛省は第9航空団の新編で南西地域の防空体制を強化する考えだ。
 防衛省の若宮副大臣は北朝鮮や中国の動きに言及し「緊張感を持って任務に当たってほしい」と訓示を述べた。出席した島尻安伊子沖縄担当相は、好調な入域観光客数に触れながら「(空自によって)沖縄の安心安全が担保されていると言っても過言ではない」と述べた。
 県の安慶田光男副知事は翁長雄志知事のあいさつを代読し「安全管理の徹底に十分配慮し沖縄の広大な空域を守り、県民の信頼に応える任務を遂行してもらいたい」と求めた。
 那覇空港では同じ滑走路を民間航空機と自衛隊機が利用しており、自衛隊機のトラブルで滑走路を一時閉鎖する事態がたびたび起きている。



琉球新報