辺野古ゲート前 市民ら100人が抗議 海底掘削調査はなし


この記事を書いた人 金城 美智子
車両を背に並んだ機動隊員に抗議する市民ら=1日午前8時29分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設計画で、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前には1日も早朝から建設に反対する市民らが最大時で約100人座り込み、抗議の声を上げた。機動隊員が午前7時ごろ約100人を強制的に排除し、7時20分に工事関連とみられる作業員を乗せた車両複数台と、大型トラック1台が基地内に入った。

 午前9時16分にも機動隊が市民らを排除し、大型トラック1台が基地内から出た。
 この日は、市民らが通常座り込むゲート前に機動隊が車両と隊員を配置した。市民らは歩道での座り込みができないとして「市民を車道に追いやって危険な目に遭わせている」と抗議した。
 一方、基地建設が計画される大浦湾の海上ではコンクリートブロックを積んだ船の上で、作業員がブロックにシートのようなものをかぶせる様子が確認された。海底ボーリング調査は確認されていない。【琉球新報電子版】