南部徳洲会にJCI認証 国際基準、県内初


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 南部徳洲会病院(八重瀬町、赤崎満院長)が昨年12月、県内医療機関で初めて、国際的医療機能評価機構JCIの認証を受けた。国内では亀田総合病院、聖路加国際病院などが認証を受けており、南部徳洲会病院は17施設目。

 JCIは世界で最も厳しい基準を持つ国際的医療施設評価機構とされる。医療の質、患者の安全に対する取り組み、改善活動を継続する仕組みを有しているかを評価する。
 審査対象は患者の安全や薬剤の管理と投与、感染予防、防災計画、職員の教育など多岐にわたり、1140項目に上る。審査内容も実践的でプロセスを重視し、職員にも質問してマニュアルが現場で正しく運用されているかを検証する。現在、世界90カ国以上で、818施設が認定を受けている。
 1日、県庁で会見した赤崎院長は「患者中心でやってきた医療、サービスが国際基準で評価された」と話した。