教育

渡嘉敷学ぶ旅、全国から 通信教育仲間「沖縄知りたい」

渡嘉敷島の旧日本軍赤松隊本部壕を見学する平井さん(写真右)ら一行=1月30日、渡嘉敷村北山の「赤松隊本部壕跡地」

 【渡嘉敷】染色家で地域文化遺産研究会「ゆがふ舎」主宰の平井真人さん=那覇市=らの一行15人が、渡嘉敷島の沖縄戦や自然と歴史・文化などを学ぼうと1月30~31日に島を訪れ、地元ガイドの案内で戦跡、村指定文化財、集落、ビーチなどを見学した。

 沖縄周辺離島から現在の文化などを研究している平井さんは、沖縄のことが知りたいという全国の通信教育仲間に呼び掛け、7年前から15~20人のメンバーを募り、毎年1度、県内の離島巡りを行っているという。
 今回は平井さん以外は全員が渡嘉敷島は初めて。宮城、石川、東京、大阪、福岡などから36~78歳の14人が集まった。一行は、戦跡碑「集団自決跡地」「赤松隊本部壕跡地」「白玉之塔」「特攻隊秘匿壕跡地」「アリラン慰霊碑」を巡り、ガイドの話に熱心に耳を傾け、「小さな島で起きた『集団自決』(強制集団死)や朝鮮人慰安婦のことなど、沖縄戦の悲劇を初めて知った」と声を上げていた。
 ほかに文化財「根元家船頭屋敷」などや阿波連、渡嘉志久の各ビーチを訪れ、ケラマブルーの美しい海を満喫した。
 門脇恵子さん(74)=大阪市=は「沖縄戦の悲劇の舞台となった現地を訪れて五感で体感することができ、心から驚いた。みんなに伝えたい」と話した。安田容子さん(36)=仙台市=は「沖縄には以前からぜひ行ってみたかった。渡嘉敷島は知らなかったので、来てよかった」と感慨深げだった。(米田英明通信員)



琉球新報