田口、初日から精力的 J1名古屋 キャンプイン


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 サッカーJ1の名古屋グランパスは3日、南風原町での春季2次キャンプをスタートした。今季から指揮を執る小倉隆史新監督の声がグラウンドに響く中、選手たちはミニゲームなどハードな内容をこなし、那覇市出身の田口泰士も精力的に動いた。名古屋は1月31日まで、タイ・チェンマイで6日間の1次キャンプを経て、3日に沖縄入りした。移動の疲れもある中で約1時間のトレーニングを終えた田口は「疲れました」と苦笑いしながらも、「今日は百パーセントじゃない。もっともっとよくなる」ときっぱり。攻守の切り替えを重視したミニゲームを振り返り、「意識づけがまだできていない。自分自身もまだ反応が悪い部分もある」と課題を挙げた。

小倉隆史新監督(右から3人目)がげきを飛ばす中、汗を流す田口泰士(中央)ら名古屋の選手たち=3日、南風原町の黄金森公園陸上競技場

 田口は昨季、けがのため長期離脱し、チームも年間9位に終わった。小倉新体制の下でボランチとして「チームをまとめていくプレーが求められているし、責任がある」と巻き返しを期す。この日は地元沖縄の友人たちも練習場の黄金森公園陸上競技場に駆け付けた。6日には同競技場でJ1翔南ベルマーレとの練習試合もあり、「恥じないプレーをしたい」と活躍を誓う。名古屋の沖縄キャンプは13日まで。J1は27日に開幕する。