社会

防犯カメラ映像流出/那覇5カ所 ロシアのサイト公開

 ロシアのウェブサイト「Insecam」で世界中の防犯カメラの映像が無断で公開されている事態が発生している。県内から那覇市とされる5カ所の映像も掲載されている。那覇市とされる通りの映像では通行人や車両などが確認できる。県警は「犯罪を呼び込む可能性もあるのでパスワードをしっかり設定し、定期的に変更してほしい」と注意を呼び掛けている。

 同サイトは、日本国内だけで約4千カ所の映像を公開。那覇市とされる映像は、ビルの屋上から見える街の風景や、一般道で行き交う車両などが映っている。カメラを初期設定のまま使用していたり、パスワードを設定していなかったりすることが流出の原因とみられる。

 サイトの運営者は取材に対し「カメラの所有者からは許可は得ていない」とした上で「ネットワーク監視システムを利用したカメラで、パスワードを設定していない場合は誰でも映像にアクセスできる。すでに複数の別のサイトでも映像は公開されている」と述べた。公開中止の要求があれば応じるという。

 沖縄弁護士会の横田達弁護士は「不正アクセスに当たるかどうかは事実関係を細かく検討する必要がある。一般論としてセキュリティーが甘いから許可なくやっていいものではない」と指摘した。県警サイバー犯罪対策室によると、県内で映像流出による犯罪の報告はない。同室は「駐車場やオフィス内などを撮っている防犯カメラであれば、映像が流出して人がいないことが分かれば、泥棒に狙われる恐れもある」と注意を呼び掛けた。