外国人による日本語弁論 丁さん最優秀賞「沖縄、平和へ努力」


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 第33回外国人による日本語弁論大会(主催・県国際交流・人材育成財団、共催・県、那覇市、琉球新報社、沖縄テレビ放送)が6日、那覇市のパレット市民劇場で開かれた。9カ国から12人の学生や社会人が出場し、韓国出身の丁皓均(ジョンホギュン)さん(27)=琉球大学=が最優秀の県知事賞に選ばれた。

 丁さんは、地上戦や皇民化教育など、韓国と同様に沖縄にも暗い過去があったことを学んだと紹介し「沖縄は平和な世界をつくるため努力をしている」と語ると、大きな拍手が送られた。
 その他の受賞者は次の通り。
▽2位=優秀賞 鄭多恩(ジョンダウン)さん(韓国、琉大)
▽3位=優良賞 許翼軒(きょよくけん)さん(台湾、琉大)、李佳憶(りかおく)さん(中国、琉大)
▽審査員特別賞 チャウレル・ギアヌさん(ネパール、異文化間コミュニケーションセンター付属日本語学校)

最優秀賞を獲得した丁皓均さん(前列中央)と優秀賞の鄭多恩さん(同右から2人目)、優良賞の許翼軒さん(同右端)、李佳憶さん(同左から2人目)、特別賞のチャウレル・ギアヌさん(同左端)と奨励賞受賞者ら=6日、那覇市のパレット市民劇場