石垣市、職員慌ただしく情報確認 北朝鮮「ミサイル」発射


この記事を書いた人 志良堂 仁
北朝鮮による飛行体発射を受け、慌ただしく情報を確認する中山義隆市長(右)ら職員=7日午前9時35分すぎ、石垣市役所

 【石垣】北朝鮮「ミサイル」問題で7日午前9時35分ごろ、飛行体の発射情報が入った石垣市役所では中山義隆市長や職員らが慌ただしく全国瞬時警報システムの「Jアラート」の受信状況や情報の内容などを確認した。続けて数分後に沖縄上空での通過情報も入り、市内の防災無線で順次、市民に同様の情報を伝え注意を促した。Jアラートに不具合はなかった。

 地対空誘導弾パトリオット(PAC3)2基が配備された市南ぬ浜町の新港地区では、飛行体が沖縄上空を通過したとの報を受けた後、自衛隊ヘリが飛び立つ様子が確認された。
 自衛隊の破壊措置命令は実施されず、職員らは市内への落下物や被害も確認されていないことに安心した様子だった。
 中山市長は「島に被害がなくほっとしている。北朝鮮の行為は強く非難されるべきだ」と話した。
 【琉球新報電子版】