県産野菜を使って、沖縄の健康長寿を取り戻すためのレシピを発掘する県産野菜健康レシピ実践研究コンテストの表彰式が6日、那覇市の奥武山公園で開かれている「おきなわ花と食のフェスティバル2016」であった。創意工夫を凝らした色とりどりのレシピが紹介され、県産野菜の多様性が発揮された。
コンテストには80組が応募し、10組が表彰された。10組のレシピは県が発行するレシピブック「チャンプルースタディ」に掲載される。表彰式では審査委員長を務めた琉球大学大学院の等々力英美准教授が「いずれのレシピも甲乙付けがたく、県産野菜を大いに活用し、魅力的なメニューとなっている」と話した。
最優秀賞を受賞した杉本清美さん(61)の考案したレシピは、ローゼルが入った「ローゼル彩りごはん」や「島にんじんともずくのスープ」「パパイアのオイスターソース炒め」「冬瓜とぐるくんのポン酢かけ」など5品目で、総カロリーは572キロカロリー、塩分は2・3グラムと減塩された健康にいい食事となっている。杉本さんは「普段作っているレシピが選ばれてびっくりした。若い人にももっと県産野菜を食べてほしい」と話した。
コンテストは県の「県産野菜消費拡大による健康長寿地域づくり事業」の一環。
表彰者は以下の通り。(敬称略)
【最優秀賞】杉本清美
【優秀賞】玉城愛、津波真澄、奥間美佐江
【特別賞】大城幸子、金城貴子、田場こころ・仲松愛梨・比嘉彩乃、小林庸小、津波理恵、森田美幸