【中国時報】「台湾国」シールで強制送還 マカオ、入国を拒否


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 パスポートの表紙に「台湾国」と書かれたシールを張った台湾人旅行客が1月25日、マカオで入国を拒否され、台湾に強制送還された。「台湾国」シール貼付によるトラブルは昨年4回起きており、台湾政府は自粛を呼び掛けている。

 「台湾国」シールは、台湾人デザイナーが昨年考案し広めている。昨年はシンガポールとフィリピンでシール貼付を理由に入国を拒否されており、駐台米政府機関でもビザ申請の際にシールを剥がすよう求めるトラブルが起きている。
 台湾の外交部(外務省)によると、ことし1月1日現在、台湾から出国した台湾人旅客で「台湾国」シールを貼付していたのは延べ180人。現在は指導にとどめているが公文書変造であり、外交部は今後パスポートの取り消しもあり得ると警告している。